建築様式

【奈良井宿の見どころ】出梁造り(だしばりづくり)

奈良井宿の建物の特徴の1つである、出梁造り(だしばりづくり)についてご紹介します。

出梁造りとは??

出梁造りとは、2階部分を1階よりもせり出させた構造のことです。

奈良井宿 出梁造り

梁(はり)というのは、水平方向に伸びる建物の骨格のこと。
(垂直方向に伸びる骨格が柱です)

なららちゃん
なららちゃん
この梁の2階部分が飛び出しているので、出梁造りと呼ばれるのです!

このように2階部分がせり出していることで、建物に重厚感が生まれます。

奈良井宿  出梁造り

この出梁造りは、中山道の町屋に多くみられる伝統の造りですが、奈良井宿の場合は特に顕著です。

出梁造りの建物がずらりと並ぶ景観は、奈良井宿の大きな特徴です。

なららちゃん
なららちゃん
たくさんの家がおおいかぶさるようです!

他の宿場町との比較

妻籠宿(つまごじゅく)

妻籠宿も、奈良井宿と同様に旧中山道の景観を残す木曽路の宿場町です。

妻籠宿も2階部分が若干せり出していますが、奈良井宿ほど大きくせり出してはいないです。

馬籠宿(まごめじゅく)との比較

馬籠宿

馬籠宿も中山道木曽路の景観を色濃く残す宿場町ですが、こちらは2階部分のせり出しはほぼありません。

なららちゃん
なららちゃん
同じ木曽路の宿場町でも、それぞれ特徴が異なるんですね!

ということで、奈良井宿の特徴の1つ、「出梁造り」のご紹介でした!