奈良井宿の建物の特徴の1つである、間口と奥行きについてご紹介します。
奈良井宿の建物は、間口(横幅)が狭く、奥に長い形をしています。
なららちゃん
うなぎの家のように細長いから、”うなぎの寝床”と呼ばれる構造です!
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なんで長細いの?
安土桃山時代から江戸時代にかけては、家の間口の広さによって税金(年貢)の多い少ないが決められていました。
そこで当時の人々は、年貢の負担を少しでも減らそうと間口を狭くしたのです。
ただし、間口を狭くしただけでは住居スペースが狭くなってしまいますので、奥へ奥へと、家を大きくしました。
これが横に狭く奥に長い、うなぎの寝床のはじまりとされています。
お金持ちのお家は間口(横幅が広い)!
奈良井宿の建物1つ1つをよく見ていくと、間口が他の家の2倍ほどもある家があります。これは、税金をたくさん払うことができた、お金持ちのお家だった証です。
上の写真は、御宿伊勢屋さん。
伊勢屋さんはかつて、下問屋を務めていた由緒あるお家。周りの建物と比較すると、間口の広さがお分かりいただけると思います!
なららちゃん
奈良井の中心であった中町には、間口の広いお家が多くみられます!
小路(こうじ)に入ると。。。
小路に入ってみると、奈良井の建物の奥行きが良くわかります。
奈良井には細長ーーい小路がいっぱいありますので、ぜひ探検してみてください。
なららちゃん
道まで狭いのは、たくさんの家をメイン通り沿いに建てられるようにする為だと言われています!
以上、奈良井宿の見どころの1つ、間口と奥行きでした!