首都圏から長野県中部へお越しの際に、交通手段として便利なのが
JR東日本の中央線特急、あずさ/スーパーあずさ。
そんな中央線特急ですが、2019年3月16日よりサービスが1部変更となりました。
>>外部リンク「JR東日本:中央線が、変わる」
<主な変更点>
・割引サービスの変更+チケットレスサービスの導入
・特急料金の改定
・自由席の廃止
上記について、順番にご説明致します。
割引サービスの変更+チケットレスサービスの導入
回数券の廃止
今まであずさには、6枚つづりの回数券が設定されていました。
新宿~松本間では、1枚あたり4,630円で購入が可能でしたが、3/16日から使用ができなくなります。
※3/16から販売終了ではなく、使用不可です。3/16以降も有効な回数券を持っている場合は、みどりの窓口で払い戻しを受けることになります。
払戻しは、有効期間内で全ての券が未使用で表紙を伴っている場合に限り、発売箇所で行います。(220円の払戻手数料がかかります)
※ 2019年3月16日以降、券面に記載された有効期間内に限り、1枚あたりの発売額を無手数料にて払戻しします。
引用:JR東日本
「えきねっとトクだ値」の割引率変更
えきねっとトクだ値とはJRが提供するオンラインの電車予約サービスで、
特定の電車、数量限定でお得な切符を提供しています。
特急あずさだけでなく、JR東日本管轄の新幹線・在来線特急についても
同様に割引サービスがありますので活用度は高いです。(詳しくはコチラ。)
そんな「えきねっとトクだ値」ですが、3/16以降はこう変わります。
<えきねっとトクだ値>
割引率 | 35% |
---|---|
申し込み条件 | 乗車日1ヶ月前午前10時~乗車日13日前の午前1時40分まで |
<お先にトクだ値>
割引率 | 30% |
---|---|
発売期間 | 乗車日1ヶ月前午前10時~乗車日13日前の午前1時40分まで |
<えきねっとトクだ値>
割引率 | 10% |
---|---|
発売期間 | 乗車日1ヶ月前午前10時~乗車日当日の午前1時40分まで |
今までは35%の割引が受けられましたが、3月16日からはえきねっとトクだ値では10%になってしまいます。
代わりに「お先にトクだ値」というサービスが設けられましたが、これでも割引率は30%。しかもお先にトクだ値は乗車日の13日前までの申し込みが必要になるので、ユーザーにとっては使いづらくなりますね・・・
6月末まではあずさが半額となるキャンペーンが実施されています。お見逃しなく!
関連記事>>『【2019.6.30迄】特急あずさ・かいじが半額!えきねっとの「お先にトクだ値スペシャル」を活用しましょう』
チケットレスサービスの導入と割引
今回の改定で、特急券のチケットレスサービスが開始となり、同時にチケットレス割引(100円)が導入されます。
しかもチケットレス割引導入間ペーンとして、2019年2月16日(土)~6月30日(日)の申込み・変更操作分の割引料金が300円になります。
①PCからの申し込みはできません。スマホもしくはガラケーのみ対応です。
②「えきねっとトクだ値」との併用はできません。。。
チケットレスサービスで3/16からこう変わります。
発券方法 | 緑の窓口・指定席券売機で発券 |
---|---|
割引 | 無し |
発券方法 | ①チケットレスサービス ②緑の窓口・指定席券売機で発券 |
---|---|
割引 | チケットレスの場合、100円引き (2019年2月16日(土)~6月30日(日)の申込み・変更操作分は300円引き) |
特急料金の改定
今回の改定に伴い、特急料金も変更があります。
区間 | 従来料金※1 | 新料金※2 | |
---|---|---|---|
自由席 | 指定席 | 全席指定 | |
新宿〜八王子 | 500円 | 1,030 | 750 |
新宿〜甲府 | 1,340円 | 1,860 | 1,550 |
新宿〜上諏訪 | 2,160円 | 2,680 | 2,200 |
新宿〜塩尻・松本 | 2,380円 | 2,900 | 2,500 |
※1:旧料金指定席料金はいずれも通常期。繁忙期は200円増し、閑散期は200円引き。
※2:事前購入料金。特急券を車内で購入する場合は260円増し。
自由席の廃止
今回の改定に伴い、「自由席」が廃止となり、全席が指定席となりました。
特急券購入時に乗る電車が決まっている場合は「指定席特急券」を購入します。
これは従来の指定席を買う場合と同じですね。
一方で、乗る電車が決まっていない場合は「座席未指定券」を購入しておき、乗る電車が決まったところで「座席未指定券」を「指定席特急券」に変更することができます。(この時追加料金はかかりません。)
これにより、全席指定を可能にしています。
ただし、座席の指定を受けなくても、空席があれば座ってもかまわないそうです。
詳しくは以下引用を参照ください。
座席上方に設置されているランプが「緑」ならその座席は指定されていて、「赤」なら指定されていないことを示します。「黄」は、まもなく指定されている区間になることを示しています。
座席の指定を受けない場合は、「座席未指定券」を購入して乗車し、「赤」のランプの座席に座ることになります。
画像:JR東日本プレスリリース
座席未指定券利用の注意点
「座席未指定券」利用の場合、注意点として、ランプが「赤」でも、途中でその色が変わることがある、ということです。
乗る前は空席だった座席が、乗っている途中に誰かに販売されてしまったら、ランプは「黄色」→「緑」と変わります。つまり、空席に座ったと思っても、乗っている間にその席が売られてしまい、途中駅で立つハメになってしまうこともあるのです。
これまでの自由席なら、一度確保した座席は降りるまで有効でしたが、「あずさ」「かいじ」の新着席サービスではそうではありません。
まとめ:松本・塩尻エリアからの料金変動は?
<松本・塩尻〜新宿間の料金まとめ>
従 来 |
正規料金(指定) | 6,900 |
回数券 | 4,630 | |
えきねっとトクだ値 (35%OFF) |
4,480 | |
新 料 金 |
正規料金(指定) | 6,500 |
お先にトクだ値 (30%0FF) |
4,550 | |
トクだ値 (10%OFF) |
5,850 | |
チケットレス割引 | 6,400 |
以上のように、若干ですが松本・塩尻〜新宿間では最安値は値上げ。。。
しかも「お先にトクだ値」は乗車日13日前の午前1時40分までの購入が必要になるため、使い勝手かなり悪くなりそうです。
最近では高速バスにもコンセントやWi-fiが導入されているなか、強気な価格設定ですね。。。
とりあえず以上です。それではみなさま、少しでもお得にチケットを購入してぜひ長野に遊びに来てください⭐️